9月17日から9月21日にかけて、9月中旬合宿を行いました。
つい先合宿まで厳しい残暑の続く妻沼でしたが、徐々に肌寒くなり、ようやく秋の訪れを感じました。
今合宿はピストチェンジや雨待機により、訓練時間の限られた日もありましたが、初日には大学2年生と高校生による部内対抗新人戦・栗山杯を行ったほか、気持ちの良い秋晴れに恵まれた訓練日後半には各選手による周回、自家用操縦士の技能審査合格など幅広い成果を残し、実りの多い合宿となりました。
まず9月17日には栗山杯が開催されました。
栗山杯は、今年度の新人戦の中止を受け、同大会の代替戦として企画された初の部内対抗新人戦です。
緑川・松本・芝尾を除く大学2年生と高校生が参加し、一人当たり2発、それぞれ栗山監督と山路教官による採点のもと競技を行いました。各々自身のレベルに合わせて科目を組み立て、個人戦および2名1チームの団体戦で競い合いました。
結果は個人優勝が瀧田、団体優勝が瀧田・鈴木チームとなり、瀧田は見事日吉主任としての実力を見せつける結果となりました！
以下優勝者瀧田のコメントです。
「仲間である同期と戦うという経験が出来たのは、貴重な体験だった。新人戦に出場したいという思いがあったので、本当の新人戦に臨む気持ちでフライトをして、いい結果が残せたので良かった。」
そして、瀧田も言うように、選手候補のみならず部員同士が切磋琢磨する機会が設けられたことは、部員にとって良い経験となりました。
来年度は新人戦が開催され、再び慶應航空部が連覇を達成する日が来ることを願うばかりです。
3年勝沼・2年芝尾は自家用操縦士の技能審査に合格しました！
この半年間、訓練活動が満足に行えない・規模を縮小しなければならないなど、様々な困難があった中でも新たに自家用パイロットが生まれたことは皆にとってもモチベーションとなったことと思います。
次は入所審査に合格した3年小池・2年瀧田の番です。ライセンス取得に向けて頑張ってください！
ベーシック面では2年麻谷・2年片岡が23移行を、2年鈴木が1stソロを達成しました！
23について、麻谷は、「失速を疑うほど気流の音が小さく、快適な空間だった。」片岡は「21に比べて自分の手足の動きが繊細に伝わる機体だった。」とそれぞれの視点からこの機体の特徴を述べてくれました。
片岡は「いずれこの機体を自分の手足のように動かせるよう努力していきたい」とも話しています。
最終日終盤、1stソロに出た鈴木は、「フライト後半は生きた心地がしなかったが、そのような中でも課題を見つけることができたので、速やかに修正し、早く23移行とライセンスを取得することができるように頑張ります。」とのことです。三者ともおめでとうございます！
そして、訓練後半には4年の各主力選手が次々にタスク24km周回を達成。今合宿は関東大会前最後の合宿となりましたが、各選手同大会へ向けて良い準備ができたのでは無いかと思います。
今年の関東大会はコロナ禍の影響で、参加校が少ないため、“交流戦”という名目で行われますが、従来と同じ位置づけの競技会です。今年度初の大会であり、1年生にとっては大会自体がはじめてです。例年と比べてイレギュラーな状況も多々あるかと思いますが、機付係をはじめとして部員全員で選手を支え、良い雰囲気で大会を迎えたいところです。
選手たちが安心して周回してこれるよう、地上でもクルー一同頑張っていきましょう。
以下、今合宿の成果です。
山路(4):タスク24km1周
田邊(4):タスク24km2周
北村(4):タスク24km1周
杉森(4):総ソロ発数18発
浮洲(3):総ソロ発数5発
勝沼(3):技能審査合格
芝尾(2):技能審査合格
小池(3):入所審査合格
瀧田(2):入所審査合格
緑川(2):タスク24km1周
桐山(2):総ソロ発数28発
アヤ(2):総ソロ発数27発、1時間滞空タスク達成（銅章資格２時間獲得）
麻谷(2):総ソロ発数8発、23移行
片岡(2):総ソロ発数6発、23移行
加藤(2):総ソロ発数4発
加古(2):2ndソロ
鈴木(2):1stソロ
嶋村(1):C章試験合格
玉木（H3):総ソロ発数15発
栗山杯優勝者 2年瀧田
※撮影のためマスクを外しています
栗橋杯団体優勝 瀧田・鈴木ペア
※撮影のためマスクを外しています
ライセンス取得
勝沼「新型コロナウイルスの影響で飛べない時期が続き、不安になる時もありましたが、今回合格することが出来て嬉しいです。」
芝尾「想像より遥かに厳しい期間だったが、ひと段落してほっとしている。今は達成感で一杯です。」
2年麻谷 23移行
2年片岡 23移行
2年鈴木 1stソロ
高木OBより、ジュースの差し入れをいただきました！ありがとうございます！！
ピスチェン
