11月28日に加須滑空場にて、第3回栗橋安全飛行会を行いました。
今年度から行われた加須滑空場での飛行会も3回目を迎え、今回は加須滑空場のマニュアル作成のために、各部員が逐次写真を撮影したり気づきをメモしたりしながら行われた訓練となりました。
前日の予報通り冬型の気圧配置に伴う強い北風が朝から吹いていましたが、加須滑空場では最低飛行条件に風の上限が定められていないため飛行可能というパイロット判断で運航を行いました。
風が強く吹いていた一方、天気・視程共に良好で上空も静穏だったため総じて飛びやすい気候でした。離脱高度も十分に取れたので1発当たりの飛行時間も比較的長く、部員にとっては慣れない滑空場での良い慣熟の機会にとなりました。
第一旋回後に広がる普段と異なる景色が印象的で、部員の1人は「旋回の度に視界に入る池に穏やかな気持ちになる」と加須滑空場の最大の特徴とも言える川側の眼下に広がる渡良瀬遊水池の感想を述べていました。また、加須滑空上の31発航の際には場周経路に東武鉄道の鉄橋が被るため、妻沼での運航にはないベース・アプローチの視覚的な圧迫感があり、強風であったことも相まって妻沼での訓練では体験できない学びのある飛行会となりました。
普段の訓練より時間的制約が厳しく、慶應21のみのオペレーションといった条件の中で、前回同様参加部員全員が地形慣熟飛行を行うことができたうえ、下級生は2発目のフライトを得ることができ、また訓練最後の2発を今回の飛行会に協力してくださった加須滑空場の学生航空連盟の方々の発数に回すこともできた大変有意義な飛行会となりました。
前述の通り、今後も学生航空連盟の皆様との交流を深め、栗橋安全飛行会を継続していくにあたって今回集めた資料をもとに後日マニュアルを作成する予定です。
妻沼での訓練の人数制限が厳しくなっている中で、新たな滑空場で訓練を行う事が出来ていることを部員一同大変有り難く感じております。
加須滑空場の皆様におかれましては、この度もご支援いただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
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2020
12月
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11月栗橋訓練
WRITER:西辻さくら
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