12月10日から12月11日にかけて、年内最後の全体合宿を行いました。朝は真冬を思い起こさせるような鋭い冷たさを感じましたが、日中は気温も上がり、大きく天候が崩れることなく、無事に2日間の合宿を終えることができました。週末にかけて行われた2日間という短い合宿ではありましたが、たくさんのイベントがあり、いくつかの成果も残りました。
まず、2年玄蕃・渋谷が技能審査に合格し、2年田中・清水に続き、晴れて自家用操縦士のライセンスを取得しました。2年玄蕃は、「入所審査、指定養成、技能審査を通して、つらいことがほとんどでしたが、これを乗り越えたことで、部員としてだけでなく、人間的にも成長できました。これからも頑張ります!」、2年渋谷は、「特に学科面で様々な方々に迷惑をかけてしまいましたが、おかげ様で無事技能審査に合格することができました。今後はdiscus移行などに向けて学科面・技量面共に研鑽に努めてまいります。」とそれぞれ感想を残してくれました。同期で助け合い、そして励まし合いながら、ライセンス取得という共通の目標に向けて頑張る姿は、同期間でのフライトの情報共有の重要性や、チームワークの素晴らしさを教えてくれました。お二方ともおめでとうございます!
ベーシック面では、2日目に高校2年峰村が2nd ソロに、大学1年塚原が3rd ソロに出ました!惜しくも、ソロ発数を伸ばせなかった、ファーストソロに出れなかった1年生もいますが、ソロチェック自体は○であり、風の関係でソロには出られなかった部員も複数人おり、教官からも技量自体はだいぶまとまってきているとのフィードバックをいただくことができました。次合宿まで期間が少し空くため、部室のシュミレーターやGoPro 等を活用しつつ、技量を維持し、学科を続けるなど、知識面でのブラッシュアップも図っていきたいと思います。
滑翔面では、時折条件が立ち上がり、4年芝尾のタスク27km 周回、3年松下のタスク27km 1p がありました。2月には慶早戦、そして3月には全国大会が迫っています。大会シーズンです!今合宿で、ブログ執筆者は、グライダー競技が選手だけでなく、ピスト、ウィンチマン、整備士、GPSの解析係、そしてクルーなと、様々な人が互いに助けっていくことで、相互作用が生まれ、はじめて機体を安全に飛ばすことができるということを改めて痛感させられました。選手だけでなく、次合宿以降、クルーもより大会を意識したクルーワークを実践し、熱量やチームの一体感という面でも、他校を圧倒できるように、士気を高めていきたいと思います!
他にも、11日には慶應LSの滞空検査フライトがあり、慶應航空部の活動を見学するため、外部からの取材も入りました。そして、今合宿をもって、2022年の慶應の全体訓練は終了しました。今年も、たくさんのご支援ご声援をいただきありがとうござました。年明け最初の合宿は、1月7日から10日を予定しています。更なる高みを目指して、来年も部員一同精進して参りますので、ご支援ご声援を賜りますようお願い申し上げます。
以下、今合宿の成果です。
芝尾(4):タスク27km1周
松下(3):タスク27km1P
玄蕃(2):技能審査合格
渋谷(2):技能審査合格
板倉(2)総ソロ発数23発
塚原(1):3rdソロ
堀越(高2):総ソロ発数14発
峰村(高2):2ndソロ