3月4日から9日にかけて、第64回全日本学生グライダー競技会が行われました。周期的に天気が変化するなかで、限られたチャンスを確実に掴み得点を重ね、慶應が団体・個人両方で優勝することができました!早慶戦に続いて優勝、全国大会はコロナ禍での休止を挟んで5連覇(V5)を達成しました。
▼以下、詳しい競技結果です
[団体]
1位 慶應義塾大学 5750点
2位 早稲田大学 5219点
3位 東京都立大学 2799点
4位 明治大学 2756点
5位 法政大学 2404点
[個人]
1位 横尾 心温(慶應) 3090点
2位 藤芳 一大(早稲田) 2549点
3位 浅野 海斗(法政) 2404点
4位 陶山 輝之(東大) 2388点
5位 高嶋 航平(都立) 2003点
…
8位 嶋村 俊介(慶應) 1666点
13位 越前 卓馬(慶應) 907点
15位 玉木 湖凜(慶應) 868点
全国大会の競技種目は、決められた周回コース(Task24km)をいかに早くまわれるか、飛行時間の長短により優劣を競う速度競技です。
大会初日(4日)は高気圧に覆われ良く晴れ、青空が広がるなかで条件も出た一方で、終日を通して強い北風が吹く難しいコンディションのなかで、まずはチームキャプテン4年嶋村が大会一番乗りで周回します。良い流れにのった慶應は、続いて2番手4年横尾が安定の周回。速度点の差で早稲田を追うかたちになった一方で、良いスタートダッシュを決めます。2日目(5日)は初日と打って変わって、西から近づく低気圧、それに向かって流れこむ温かく湿った空気の影響で、朝から暑い雲が妻沼周辺を覆います。周回は厳しい条件になると予想されましたが、小雨が降るなか、コンバージェンスで生まれた上昇気流を掴み、4年横尾が粘りの周回。早稲田との得点差を着実に縮めていきます。
雪の影響で競技不成立となった3日目(6日)を挟んで、迎えた競技4日目。この日はサーマルトップ6000ft との予報が出ており、条件が大爆発。大会を通して一番の滑翔日和となるなかで、全ての大学が周回し、周回数は計20周にものぼりました。速度点勝負になるなかで、慶應も選手4人(4年嶋村・4年横尾・3年越前・3年玉木)が周回し、それぞれ30分以下という好タイムで周回。特に3年越前は雲のラインを使って、20分という驚異的なタイムで周回を果たします。5日目(7日)も、2日目と同様に低気圧から広がる雲が関東地方にかかっていたことで周回は厳しいと予想されましたが、午後に出たわずかな条件を掴んでまたしても4年横尾が周回します。慶應が周回しては早稲田が周回するというかたちが続いた今大会でしたが、早稲田が周回できなかったことで、ここで団体得点でついに早稲田を逆転します!迎えた最終日(9日)は冬型の気圧配置が強まったことで、朝から北風が強く吹き、制限値を超えると判断され、競技不成立となりました。
大会5日目の限られたチャンスを掴んで得点し、早稲田と差をつけたことで逆転を果たし、結果的にはそのまま逃げ切るかたちで優勝を決めることができました。選手・クルーが一体となって、1年間の集大成にふさわしい最高のパフォーマンスを発揮することができたように思います。各日の詳しい大会概要はブログ()をご覧ください。
全国大会をもって、2023年度の塾航空部としての全体での活動は終了しました。本大会をもって、4年生は引退します。1年間を通して、温かいご声援ありがとうございました!改めて、この場を借りてお礼申し上げます。次合宿からはそれぞれの学年が一つ上がり、現4年生がいないなかでの訓練となります。万全の準備をして、安全第一で練習に臨んでいきたいと思います!引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
<差し入れ>
▶︎4年嶋村のご両親よりジュース
▶︎4年多田のご両親よりスイーツ盛り合わせ
▶︎4年横尾のご両親よりジュース・お菓子
▶︎3年越前のご両親よりオロナミンC
▶︎池田コーチより抹茶のお菓子
▶︎緑川コーチよりお菓子
▶︎松本教官より苺・お菓子
▶︎市川教官よりRedBull
▶︎北村教官よりスムージー
▶︎22年度卒坂田OBよりお菓子
▶︎22年度卒堀川OBよりキットカット
▶︎立命館大学航空部4年生岩崎様・吉野様よりコーラ
▶︎東京大学航空部の皆様よりよりお菓子
早慶戦に引き続き、たくさんの方から差し入れをいただきました!部員全員で美味しくいただきました。 ありがとうございます!
blog
ブログ
2024
3月
12日
第64回全日本学生グライダー競技会 結果
WRITER:明星悠大
コメント
名前
内容