8月3日から8月6日にかけて、8月上旬合宿を行いました。梅雨明け後初の合宿となり、4日間を通して晴れ、上空では条件に恵まれ選手・練習生ともに長時間フライトすることができた一方で、地上では暑さと闘いながらの訓練となりました。
慶應航空部は自粛明けにいちはやく合宿活動を再開していましたが、他大学航空部の姿も見られるようになり、ようやく以前のような賑やかな妻沼訓練所の姿が戻ってきたなという印象を抱きました。
そして、教官も全員PCR検査を受け陰性を確認しての合宿入りするなど、いずれの大学もより一層感染症対策を強化して訓練を行いました。
他大学航空部との訓練参加人数の調整のため、シフト制合宿となった今回は一日あたりの人数が非常に少なくなりましたが、訓練の形態を工夫して熱中症対策を講じたことで、最終日には脱落者を出すことなく無事訓練を終えることができました。
今合宿は滞空タスクを中心に、直近の大会が中止となったため慶早戦に向けたタスク39km、さらには銅章や23移行など、幅広い成果を残すことができました。
訓練序盤では2年生を中心に次々と30分トライを達成する中、アヤはそのまま直後に1時間トライを達成!他の部員を驚かせてくれました。
長時間飛ぶことで、バリオに頼らず気流を感じて飛行することができるようになったそうです。
また、4年田邊、2年松本は5時間トライを達成しました。
田邊はどうすればタスク39kmの旋回点に行けるかを考えて集中して飛んでいるうちにあっという間に5時間が経ったと言います。他の部員にも、ぜひ他の目標も持って飛んで欲しいと話しました。
その後、同期が着々と時間トライを達成していく中で焦りを感じながらフライトに臨んだ松本でしたが、無事5時間トライを達成。達成感よりも純粋に楽しいと感じたそうです。
高3玉木は23移行を達成しました!
21と操縦の感覚が違う点もあり苦戦する点がありつつも、有意義なフライトを行うことができたと話してくれました。
訓練最終日には条件が出つつもサーマルのコアが小さく滑翔が難しいと言われる中、4年山路がタスク39km周回を達成。エースパイロットとしての実力を見せつけました。
このように今合宿は全員がそろって訓練ができないイレギュラーな状況ではありましたが、例年並みあるいはそれ以上の成果を上げることができました。
以下、今合宿の成果です。
山路(4):タスク39km1周
田邊(4):5時間滞空タスク達成、タスク39km1周
北村(4):タスク39km1p
市川(3):2時間滞空タスク達成
勝沼(3):30分滞空タスク達成
松本(2):5時間滞空タスク達成、タスク39km1周
緑川(2):銅章試験合格、1時間滞空タスク達成
アヤ(2):総ソロ発数16発、30分滞空タスク達成、1時間滞空タスク達成
瀧田(2):総ソロ発数22発、30分滞空タスク達成
桐山(2):総ソロ発数16発、30分滞空タスク達成
嶋村(1):30分滞空タスク達成
玉木(高3):23移行、総ソロ発数6発
また、手塚OBからゼリーの差し入れをいただきました。
ありがとうございます!
アヤ、1時間トライ達成
玉木、23移行