慶應義塾體育會航空部

2022年12月20日～2023年1月6日までの期間で、オーストラリア、ベナラ滑空場において強化訓練を行いました。

ベーシック面では1stATソロ、新機種移行、アクロバットトレーニングを行い、滑翔面では松本が銀章50kmと金章300km、越前が銀章50km・5時間トライ・獲得1000mを達成することが出来ました。

また飛行面以外にも、世界大会参加経験もある現地教官陣との交流を通じて、妻沼で経験する航空部だけでなく、世界競技としてのグライダーの飛び方を体験することができました。

特にオーストラリアチャンピオン経験のあるTobias Geiger氏によるコーチングウィークに参加し、クロスカントリー飛行の学科を受けることが出来ました。

海外でのフライトはライセンス取得以前からの大きな目標でしたが、今回の遠征では英語によるコミュニケーションが正確に出来ておらず、ATソロに出るまでに時間がかかってしまいました。

しかし、基本的には英語が得意でないことを理解していただいているため、聞き返すことで正しい意思疎通がとることが出来ました。

さらに越前はサーマルでの滑翔経験が少なく、ＡＴでのフライト経歴も少ない中での派遣となりましたが、滑翔の基本や長距離のフライトなど、日本では経験するのに時間がかかる内容を短期間で経験することができました。特に５０Ｋｍ以上のクロスカントリーフライトの経験はこの先日本でクロスカントリーを行ううえで非常に良い経験となりました。

今回学んだ知識、経験を塾航空部に還元して行けるよう精進してまいります。