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2023

2月上旬合宿

 2月6日から9日にかけて、今年度最後の全体合宿を行いました。雨や強風待機、雪予報による早期撤収で、訓練ができる時間は短くなってしまいましたが、条件に恵まれ、多くの滑翔タスクを達成することができた合宿となりました。まだまだ厳しい寒さは残るものの、日中は暖かな日差しに春の訪れを感じられる日もありました。

 初日6日は、良い条件は出なかったものの、4年松本が粘りのフライトでTask 27km を周回しました。今合宿は、第一ランウェイで法政大学、青山学院大学が3校戦が行われましたが、6日は周回者がいなかったとのことで、慶應の強さを示すことができました。慶應のエースパイロットです!

 7日は、まず午前中に、1年増田がファーストソロに出ました!1年増田は、「ファーストソロという節目を迎えられて嬉しくもあり、ほっともしました。気持ちも速度も抜かずにグライダーパイロットとして更に精進していきたいです!」と感想を残してくれました。本当に綺麗な着陸でした。おめでとう‼︎

 そして、12時頃にピストチェンジを行い、午後からは条件が出て、選手を中心に滑翔練習に多くの発数を割くことができました。そのなかで、3年多田のTask 27km 1周、3年嶋村のTask 27km 2P、4年麻谷のTask 27km 1Pの成果が残りました(得点者のみ記載)。6機全機が滞空する時間もあり、下級生の一部も複座でソアリングを練習することができました。

 さらに、夕方には、2年越前がDiscus 移行を果たしました!2年越前は、「入部以来憧れていた機体についに乗ることができました。左右の舵の反応の良さが今まで乗ったどの機体よりも良く、感動しました。Discus に乗れるようになったことでやっと滑翔のスタートラインに立つことができたと考えています。これからは選手として活躍できるよう全国優勝を目指して更に技量を高めていきます。」とのことです。12月にはオーストラリア遠征で、5時間トライ、50km フライトをクリアし、大学から始めた者のなかでは、最初のDiscus 移行達成となりました。フライトに対する飽くなき探究心、本当に尊敬しています。おめでとうございます!

 翌8日は、条件が爆発し、朝から多くの得点者が出ました!4年桐山 Task 27km 周回、2年玉木 Task 27km 周回、4年ローゼンタール Task 27km 周回(複座)、3年横尾 Task 27km 周回(複座)、4年芝尾 Task 27km 周回、3年嶋村 Task 27km 2P、3年松下 Task 27km 2P、4年麻谷 Task 27km 1P、4年加藤 Task 27km 1P (複座)の成果が残りました!(得点者のみ記載)選手にとっては早慶戦前の最高の滑翔練習となり、さらに下級生にとっても、上空をよく観察し、自分以外のフライトから学ぶ絶好の機会になりました。池田コーチからは、選手と同じ気持ちで雲のでき方やフライトを注意深く観察する経験が、上級生になってから活きてくるとのお話もありました。

 10日に雪予報が出ていたため、9日が合宿最終日となりました。朝から北風が10m 近く吹き、強風待機を挟みながらの訓練となりました。やはり、強風時のフライトは難しいです。課目の組み立て方、普段とは違うパスの見え方、強風時のクルーワークも含めて、下級生にとっては学びの多い1日となりました。また、強風のなかでも、4年麻谷がサーマルをつかみ、1時間ほど滞空するなど、慶應の粘り強さを発揮することができました。

 そして、今合宿から本格的に主将の3年嶋村が、教官としての指導をはじめました。ブログ執筆者も何度か一緒に乗る機会があり、的確なアドバイスをいただき、自分のフライトに活かすことができました。ソアリングもできて楽しかったです!主将であり、教官であり、そして関東地区の学生委員長も務め、まさに全ての面で塾航空部を引っ張ってくださっています!

 今合宿も全日平日の訓練であるにも関わらず、教官陣や様々な方のサポートがあって無事に訓練を終えることができました。特に、小林聡一OBには全日を通して訓練に帯同していただき、ココアやチョコレートを学生のために用意してくださいました。ランウェイでクルーワークの合間に飲む温かいココアは、格別に美味しく感じられました。改めて、この場を借りて感謝申し上げます。次は、いよいよ2月21日から早慶戦です!選手、クルーが一体となって、全ての面で早稲田を圧倒できるように、努力して参りたいと思います。


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