ご挨拶

監督ご挨拶


慶應義塾體育會航空部 監督 正野篤士


慶應義塾體育會航空部のHPへようこそ。


航空部とはグライダー(滑空機)に乗る活動を行う部です。グライダーとはエンジンのない飛行機とも呼びます。このグライダーに実際に乗り込み操縦技術を向上させ、競技を行う事を目的とした部になります。我々はこの競技を「スカイスポーツ」とも呼んでいます。


部員も大学で初めて見る人がほとんどで、体験搭乗を通じ魅力を感じて入部してくれた人たちで部は成り立っております。皆一からのスタートになり、また操縦そのものには筋力は不要であるため、男女区別なく始められ、競技できる数少ないスポーツになります。

先日「ブルーサーマル」という航空部を舞台としたアニメ映画が公開されましたので、参考にしていただければと思います。


グライダーは非常に奥が深く、様々な体験ができます。最初は一人では操縦できないので、教官と同乗しての練習を行います。十分練習し、初めて一人で飛ぶときには皆感動することでしょう。グライダーはエンジンがないのですが、自然エネルギーをつかって長く、遠くまで飛んでいくことができます。天候がよければ一日中飛び続ける事も可能で、学生のうちに滞空5時間、獲得1000m、直線距離50km飛ぶことを目指します。


更に競技会では、決められたコースをいかに速く飛ぶかを他校と競い合います。これまで我が部は、新人戦・六大学戦・関東大会・全国大会・慶早戦に毎年出場し、5冠達成を目標に掲げてやってきました(過去3回達成)。今後は、公益財団法人日本学生航空連盟が新たに企画する山岳滑翔競技会やジュニア・クロスカントリー競技会への参加、更には海外大学との交流や競技会への参加などにも輪を広げ、学生航空の頂点に立つべく日々訓練に励んでいきます。


グライダーは一人では飛ばすことができません。部員のチームワークがあって初めて飛ばすことができます。また安全に空を飛ぶにあたっては、事前の学科、機材の準備、それぞれの役割、手順、責任の明確化など法規・部則・付帯規則・手順を遵守し、運用することが必要になります。我々OB有資格者からの指導だけでなく、いかに学生自身が自分自身で考え、

一人一人が役割を自認し、実行できるかが一番重要になります。このような活動を通じ4年間で様々な成長できることを確信しております。

4年間という大学生活において、あらたな体験と仲間が得られる航空部にぜひ入ってみませんか?