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2024

関東大会 最終日


 関東大会Day5は朝から北風が強く吹き、発航開始と共に南風に触れたことで、コンバージェンスラインができて、序盤から周回者が相次ぎます。一方で、沈下も広く、目まぐるしく条件も変わる空模様でした。


 慶應1発目は発航順11番目で4年越前が飛びます。他校が周回するなか、川側を攻めますが、なかなかファーストサーマルを掴みきれず、旋回点に伸ばせない苦しい時間が続きます。ランウェイ直上の出来かけの積雲など、周囲をサーチしながら試行錯誤するも、上がりが良くなく、旋回点に伸ばせる高度を獲得できません。40分ほどしてランウェイから風上に伸ばしたところで、Avg +2m/s のサーマルにヒット、高度を1000mまで上げ、50分ほどで第一旋回点をクリアします。その後は高度を維持しながら、クリアタイム58分で周回します。


 2発目はバトンを受け継いで、4年玉木が飛びます。他機とのセパレーションが厳しいなか、赤岩上空のサーマルで丁寧に1050mまで上げ切り、15分で第一旋回点をクリア、その後はほぼワングライドで周回を果たします。タイムは28分で、慶應チームに再度勢いをもたらします。


 優勝には30分台での周回が求められるなかで、最終発航直前で4年玄蕃が続いて飛び立ちます。雲に覆われて、条件が少しずつ萎むなかで、ランウェイ付近の弱いプラスを捕まえて、少しずつ高度を上げます。流されながらも、1000mまで上げ、雲のラインを活用して、失行少なく第一旋回点を20分ほどでクリアします。その後はライン上を再び戻るも、風下側で良いサーマルをなかなか見つけられません。一時、刀水橋で高度650mまでいくも、旋回点に伸ばすにはわずかに高度が足りず、ランウェイに戻します。その後も粘りのフライトを続けますが、周回は難しくゲートクローズ30分前に

帰投します。


 結果的には2周+1pで、3周回した早稲田に逆転されるかたちになり、団体の総合順位は2位????となりました。関東大会全体として、前半では選手層の厚さをみせ、状況に応じた戦略でタイム、周回数共に他大を圧倒することができました。一方、後半戦では最終日の一発勝負となり、確実に周回は果たしたものの、わずかなタイム差、周回差で点差を逆転され、一つのミスも許されないグライダー競技の難しさを痛感させられました。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。早慶戦、全国大会と大事な試合は続きます。引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。

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